アイヌのシャーマンーアシリレラさん(新しい風)に会う。そしてUFO出現。

北海道でのPowwow aeaaワークショップの後、縁があって二風谷に住む女性祈祷師、活動家、学校の先生、ストーリーテーラー等、アイヌ文化を継承するアシリレラさんの家を訪ねた。アイヌ語でアシリレラのアシリは新しい、レラは風という意味があるそうで、この名前のごとくアシリレラさんはエネルギッシュでとても大きなオーラを放ち、暖かく優しく存在の大きな風のような方でした。
家の周りには大きな土地があり、たくさんの人がレラさんを囲んで生活していました。
僕らはその家の一番まえに建てられたアイヌの伝統民家チセに滞在させてもらった。

この家が最高だった。火がちろちろといぶっている横で眠る。なんだかこんなに深い眠りは久しぶりだった。
白老にあるアイヌ民族資料館があるポロトコタンに向かう。
アシリレラさんのガイドで様々な展示物をみる。Luckyだ。

ここ北海道は日本では無かった事を確信する。
外にでるときれいな湖が広がっている。

空に太陽ではないやけに強い光が見える。ナタリヤが「UFO?」という。
レラさんが「あれはUFOよ。早く写真とって。下の方に少しずれて小さな光がで出てるでしょ。あれがUFOの印なの。ナバホにいったときも同じのを見たわ。」というので慌てて写真をとる。


ほんとにUFOのようにも見える。それにしてもレラさんといると楽しい。

翌日の朝、毎月月の始めに行われるというカムイノミに参加させてもらう。
レラさんを中心に30人くらいの人が一緒に火を囲む。
窓を通してやってくる熊の神様や火の神様や村の神様やたくさんの神様を丁寧に向かい入れる。


カムイノミが無事に終わり、お供え物をみなで食べる。ものすごい量のごちそうをみなで分け合って食べる。レラさんが「全部残さないで食べなさい。食べれないものは袋に入れて持って帰りなさい。」というので次から次ぎへとまわってくる食べ物を袋につめていく。

後ろ髪を弾かれるように、たくさんのおみあげを貰ってアイヌの村を後にする。
帰り道、昔アイヌの人が修行したと言われる苔に覆われる滝に打たれる。
これまた気持ちよくってすかっととした。

日本が日本になる前、日本列島にはネイティブジャパニーズ(先住民)が住んでいた。
自然を崇拝する素晴らしい文化がそこにあった。今もそれを継承して人々に伝える人がいる。
北海道はお寺や神社が似合わない。1000年前まではここはアイヌの土地だったという
事を実感した。

またいきたい。